31歳の時、滑膜肉腫の診断を受けてから、
私は1年3か月の入院生活と、
約1年半程の自宅療養を経験しました。




滑膜肉腫は筋肉に出来る悪性腫瘍の一種で、

私の場合は、右足大腿部に出来ましたが、
別の箇所に出来る場合もあるそうです。




症例が少なく、専門医も少なく、

予後もわかりにくい病気です。



病名が判明して、大学病院の専門医を紹介して

もらった私は、早速その専門医の先生の

診察を受けに行きました。



ちょうどその大学病院は、建物が新しくなった

ばかりで、とても快適な空間でした。



紹介して頂いた専門医のT先生は、

穏やかそうで、ゆっくり話す先生で

少し意外な感じがしたのを覚えてます。



「とにかく早く入院して、精密検査をして

手術になりますね」とT先生



その日時点では満床だった為、1週間程の
時間を自宅で療養して過ごしました。



入院を待っていたこの1週間程の時間は

とても長く感じました・・・




病気が私を完全に支配していました・・

恐怖心と治療に対する不安・・・



情けないやら悲しいやら・・・


押し寄せてくる恐怖、不安は

どうしたって消す事が出来ませんでした。


ネガティブな感情ばかりです。


恐怖

不安

後悔の念

自己嫌悪



するとそのうちに、体中に痺れを感じる

ようになって・・・



それは病気の関係とかではなく

あまりの不安と恐怖から感じて

いた痺れでした。



体中の皮膚がぴりぴりして、

本当にどうしようもなかったです。



「私、死ぬんだろうなあ」



「こうやって、入院するのを待ってる間に

 きっと癌は転移するんだろうな」



「自分の生き方が身勝手過ぎたから
 罰が当たったに違いない」



と心底から思ってました。




夜もあまり眠れなくて、告知を受けてから

入院までの期間は寝ていても眠りが浅くて

眠ってるのか、眠っていないのか自分でも

わからないような不思議な感覚がありました。

ずっしり重たい身体
恐れがいっぱいだけれど、妙にふわふわした感覚・・・




そんなある夜、私が13歳の時に亡くなった母が
夢に出てきました。




夢の中の母は、すごく不安そうな

顔で私を見ていました。




そして、私に言いました

「ごめんね・・・」

「ごめんね・・・」


母は何度も私に謝りました。




「お母さんは悪くないのに、どうして

謝るの? 謝らなくていいのに。

私こそごめんね。心配掛けて・・・」



と母に言いながら目が覚めた私は

辛くてベッドの中でひとり号泣しました。




母の夢をみたその翌日に、担当の先生から

電話が入り、入院日が決まりました。




そして入院する直前の明け方・・・



私は眠っているか目覚めているか

わからない様な状態でまどろんでいました。




夢を見ていたような感覚がありました。



夢の中で私はいつものように母の位牌の

ある仏壇の前に座って、手を合わせていました。




すると、天からいきなり強烈な光を放つ金色の

玉?のようなものがすごい速さで降りてきて、
母の位牌の中に吸い込まれたのです。


私はこの時点で完全に目覚めていました・・・
あまりの驚きで目が覚めたのでしょう・・・


位牌の中に吸い込まれたその強烈な光の玉が

今度は私の身体をすっぽりと包みこみました。


私を包みこんだ光は、驚くほどに心地よく、
温かく、無償の愛、永遠の愛の世界が私を包んでいました。






すると、次の瞬間に



天から亡くなった母が降りてきて

金色の光の奥に浮き出てくるように

現れました。



すごく大きくて

すごく美しくて

すごく神々しくて



言葉で表現しきれませんが、本当に凄かった。




母は何も言わずに私の事を優しく見守り、みつめてくれました。

まるで観音様のようでした。

母は、柔らかいシルバーグレーのようなローブを纏っていました。



私は

「お母さん、右足に腫瘍が出来てます」と言って

右足の太ももを押さえました。




母は無言のままで、少し頷いてから
エネルギーで「大丈夫だから安心していて欲しい」
と伝えてくれました。



そしてすっと全てが私の視界から消えた瞬間、
私は号泣しました。

それは、悲しみや寂しさからではありません。


他界した後もずっと私を見守り続けてくれている母
の存在を確信し、感謝の気持ちでいっぱいになった
からです。


その日から私の人生観は大きく変わりました。


肉体は死んでも、魂は死なない

これはやっぱり事実だった。


この体験が私にとてつもないパワーを与えてくれました。


そして・・・天界は愛と光の世界であるということ
をはっきり体感したことは、ずっとずっと私を根底から
支え続けてくれています。



そんなわけで・・・
愛と光のサポートを受けて、私の入院生活が
始まりました・・・31歳の冬の事でした。


続きは次回の私のストーリーに書きますね。



最後まで読んでくださった皆様に心から感謝致します。


YUMI