私は、病気療養を経て、
34歳の時、日本で出会った
ペルー人の男性と
35歳で結婚しました。
当時はまだ父が健在だったので
彼との結婚を絶対に父に反対されて大変な事に
なるだろうという事は容易に想像が
出来ました・・・
それで・・・
先に入籍して、彼と一緒に住む
マンションも契約してから
父に「彼と結婚したい」と言いました。
もう入籍していたのに「結婚したい・・」
なんて、よく言えたものです・・・
今から思えば、
なんと言う親不孝者でしょうか・・
病気の件では父に本当に心配をかけて
おきながら、なんという事でしょうね・・・
父に話すとき、入籍の件もマンションの件も
黙っておいて、先に「彼と結婚したい」と
言いました。
もし「あかん」と反対にあったら、
「もう入籍済みだし、引越し先も決めてある」
と言うつもりでした。
私が「ペルー人の彼と結婚したい」と言うと
父は
「わかった、友美がそうしたいならしたらいい。
人間生きててこそや。死んでしもたら終わりやから」
とあっさり認めてくれました。
私が35歳の時といえば、
まだまだがんが再発する可能性も
大きかった時期だった。
主治医の先生からは5年以内に再発
する可能性も高いと聞いていたらしいし・・・
たとえこの先何があっても
後悔しないようにと思って
賛成してくれたのだと思います。
父には本当に色々山ほど
心配を掛けてしまいました。
35歳といえば、もう充分に大人なわけで
勝手に入籍もありなのかしらとも思い
ますが、私の場合は闘病生活後だったし、
まだまだ健康面に不安を抱えていたので
今から思えば大胆な行動だったな!と
自分でちょっとびっくりする反面、
「自分が望む人生を手に入れる!」
という強い意志と行動力と大胆さが
自分に備わっているのだということを
経験を通して理解し、
今まで味わった事のない「幸福感」
に満たされていました。
「父を説得する」という大きな難関を
突破した私は、すぐに引越し!!
幸せいっぱいの結婚生活が始まりました。
国際結婚だったので、思いもしない事で
衝突したり、目から鱗が落ちるような
発見をしたり・・・本当に様々な新しい
経験をさせてもらいました。
色々書きたいのですが、お相手のある
ことだし、既に離婚してしまっているので
詳細について書くのは控えようと思います。
6年と少しの結婚生活のうち、
最初の数ヶ月、専業主婦を経験しました。
もちろん自分が望んでそうしました。
最初は楽しかったけれど、だんだん
退屈してきました・・・
それで、思いついて
スペイン語のボランティアや
翻訳の仕事を自宅で少しですが
していました。
気づけば、自分が心の居場所を
いつもスペイン語と関ることに求めてました。
だから日本に居ながら、ペルー人男性と
ご縁を頂いたのでしょうね・・・
(ペルーの母語語はスペイン語です)
がん告知を受けて、今までの人生に
強制終了がかかり、身体一つで帰国して
気づけば「スペイン語」だけが私の
傍にずっと寄り添ってくれていたのです。
既に離婚から20年近くが経過し、スペイン語の
仕事から完全に離れてからも20年近くが過ぎ
たのですが、今でもスペイン語という言語と
そのご縁には感謝の気持ちでいっぱいです。
最後に・・・
人生って「体験する」為の場所なのだと
改めて納得する今日この頃です。
だから、どんなに大変な経験も、辛い
体験でさえも、全てが天界からの祝福なのだと
感じます。
辛くてたまらない時には「祝福」と言われたら
理解しがたいでしょう・・・
でも、本気でその流れを生き抜いていった先に
誰もが大きな光を感じ取る事が出来ると、私は
信じて疑いません。
それではまた次回の私のストーリーで会いましょう♡
最後までお読み頂き感謝致します。
YUMI